デスクワークの盲点

こんにちは、フィジトレの檜皮です。

つい仕事に夢中になって座りっぱなしでデスクワークに2時間、3時間と没頭する、もしくは1日デスクから離れることがない日々が長く続くことがあると思います。

このように、本格的なスポーツ競技などの大きな負荷でなくても、長時間同じ姿勢で過ごしたり、姿勢や歩き方などに癖があってそれを改善せずにいると、筋肉のバランスが崩れて萎縮しまします。
そして、1ヶ所にばかり負担がかかってしまうので、そこに疲労物質が溜まり、痛みを感じるようになってしまうのです。

同時に使っていない筋肉のほうでは、筋肉の萎縮が起き、ますますバランスが悪くなっていきます。

ということで本日は、「デスクワークの盲点」についてお伝えしていきます。

動作を行うとき身体は一ヶ所だけを使っているだけではない

デスクワークや立ち仕事など、日常生活では【同じ動作を長時間続ける】ことは意外に多いです。
ですが、そういった生活の中で、使っていない筋肉がたくさんあることに気づいている人は意外に少ないのではないでしょうか。

私たちの身体を動かす時に、どうしても身体の動いている部位や手に物を持っている方にばかり、意識を向けいやすくなっていると思います。

例えば、「買い物の時に、重い買い物袋を右手ばかりで持って歩いていると、身体が歪んでバランスが悪くなる。
だから、時々左に持ち替えたほうが良いです。

この話を聞くと、右手は動かしているけど、左手は何もしていないように捉えてしまいがちですよね。

身体全体の筋肉が働いている

そもそも人間は、常に左右対称で身体を使ってはいません。
身体全体が役割分担をして、使い方の違う筋肉が総動員で【協調】することが重要です。

私たちの身体は約200個の骨、約650種類の筋肉、約140個の関節、そして約40兆個の細胞が協調しながら生命を維持し活動を育んでいます。

具体的には、私たちが歩く時は、100以上の筋肉、関節、骨を動かしています。
様々な身体のパーツがうまく協調し合うことで歩くことができるのです。

そこには左右対称的な動きだけが関係しているとは考えにくいです。
右手で持っている買い物袋を左手に持ち替えたからといって、必ずしも身体のバランスが整うとは限りません。

持ち替えることで、筋肉の働き方が変化して負担箇所が替わるメリットはあるでしょう。

しかしそれよりも、右手で買い物袋を持った時に他の身体の各パーツが十分に機能しているかどうかをチェックすることが大切です。
つまり、「右手で持っているから、左手は使っていない。」というわけではなく、左手にも何らかの力が作用していると認識することが大事なのです。

まとめ

いかがでしたか。
「何もしていないのに腰が痛い」と思われている方は多くいると思います。

椅子に座ってパソコン作業をしているだけだと…。
ただそれは、何もしていないわけではないんです。

何もしていない時、【椅子に腰掛けている】にも身体を支えようという力が必ず働いています。
その動作に動きがなければ、よりピンポイントで1カ所に力が働いていることになるんです。

動きがあることでの疲労より、動きがないことでの疲労のほうがタチが悪いと言えます。
というのも、動きがあれば複数の筋肉が働いており、1ヶ所の筋肉だけに負担を強いているわけではないからです

ですので、複数の筋肉を使える身体になるようにエクササイズを取り入れることをお勧めします。

皆様のご来店をお待ちしております。

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