良い肥満と悪い肥満

こんにちは、フィジトレの檜皮です。

肥満は様々な病気につながる悪いものというのが常識でしたが、最近は健康に悪影響を及ばさない【良い肥満】もある、と言う研究が注目を集めています。

どのような肥満が【良い肥満】なのか、自分が【良い肥満】なんでしょうか。

本日は、「良い肥満と悪い肥満」についてお伝えします。

太っていても健康な人とは?

現代を生きる人にとって「肥満は健康に悪い」と言うのは常識です。

肥満は、糖尿病や高血圧、脂質異常症などの生活習慣病につながり、様々ながんや心疾患などの病気のリスク要因であることも知られています。

とは言え、歳をとると体重が増えてくる人は多いと思います。

肥満は健康に悪いと言われてダイエットや運動を始めても、「なかなか思うように体重が減らない」「脂肪を燃焼させる運動はしんどくて続かない」と挫折する人は少なくないでしょう。

「メタボは怖いと言う認識を持ってください。一方で、肥満が一律に健康に悪いのではなく、【太っているけれども健康】という人もいることが最近の研究でわかってきました。」

欧米の12万人の肥満の人を対象とした研究によると、太っていても糖尿病や高血圧などの生活習慣病になるリスクが低い人が24%いたと報告しています。

「悪い肥満」だけでなく、「良い肥満」もあるのだとしたら、それはどのようなものでしょうか。

なぜ、太っていても血糖値や脂質、血圧の値が悪くないのか?

厚生労働省によると、肥満とは、単に体重が多いだけではなく、体脂肪が過剰に蓄積した状態をいいます。

肥満度の判定には、国際的な指標であるBMIを使用します。

BMIとは体格指数=[体重(kg)]÷[身長(cm)×身長(cm)]

18.5以上25未満 普通体重
30以上     肥満

「良い肥満」とされている人たちの特徴としては、まず、インスリン抵抗性が低いことがあります。

つまり、インスリンの効きが悪くなっていない、ということです。

インスリンは血糖値を下げるホルモンですから、それがきちんと機能していると言う事は、高血糖状態が続くことで生じる糖尿病や動脈硬化のリスクが低いと言えます。

メタボの構成要素である、血糖、脂質、血圧の値が悪くなっていないことも、良い肥満とされる人たちの共通項として挙げられます。

そのような肥満の人は、男性よりも女性に、そして高齢者よりも若い人に、またBM Iが35以上の人よりも35未満の人に多く見られたそうです。

まとめ

いかがでしたか。

結論から言いますと、【良い肥満】であってもエクササイズはするに限ります。

確かに巷では、【良い肥満】であり、何の病気もしていない方が数多くおられます。

しかし、必ずしも全ての方がそうであるわけではありません。

なら、シェイプアップのためのエクササイズはするに限ります。

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