自己管理

こんにちは、フィジトレの檜皮です。

早速ですが皆様、自分の身体の状態はどこまでご存知でしょうか?

毎日、当たり前のように誰もが身体を動かしています。

仕事だったり、プライベートだったり…。

物を運んだり、持ち上げたり、歩いたり、走ったり…。

気づかないうちに身体は悲鳴を上げていた

突然ですが、室伏広治氏についてお話しします。

室伏氏といえば、男子ハンマー投げで2004年のアテネ五輪で金メダルを獲得、2012年ロンドン五輪で銅メダルを獲得したメダリストです。

男子ハンマー投げで使用されるハンマーは金属製で16ポンド(7.26キログラム)あり、ハンマーを80メートル投げるとき、リリース時に身体にかかる遠心力は350キログラム近くになります。それを長年投げ続けたことから、金属で言えば同じ箇所を繰り返し使い続けると金属疲労により折れてしまうように、知らず知らずのうちに身体に大きな負担がかかっていたと話をしています。

室伏氏は思い悩んだ末に、このままでは、自分が十分納得する結果は得られないと察し、思い切って休養に充てる期間を設けています。

共通点

室伏氏の例えはアスリートではない一般人の方々にとっては、少々大袈裟かも知れません。

鍛えられたアスリートですら、自身の身体に異常を感じたら休息をとります。

トップアスリートが同じ練習を繰り返すように、私達一般人も実は同じで、同じ作業を毎日繰り返し行い生活をしています。

ルーティーンで行なっている意味で捉えれば、スポーツでないだけで、仕事、家事、育児など…も同じだと言えるのではないかと思います。

同じ作業は、同じ箇所に負担をかけているということではないでしょうか?

老と繰り返す生活

室伏氏は30歳で身体に限界を感じ、その後、休息をとることを選択しています。

日々鍛えているはずのアスリートが何故休息を必要とするのでしょうか?

鍛えていれば日々進化して行くのではと思うかも知れません。

無理な練習や練習量が身体に負担を強いていることはあるでしょう。

人間にとって切っても切り離すことができないことがあります。

「老」です。

常に身体能力は低下しているのです。

誰でもです。一人も特別な人はおりません。

トップアスリートも例外ではないのです。

身体能力が老いることで日々下降しているにも関わらず、日々同じ生活を繰り返すということは、現状を維持することすらできておりません。

まとめ

少しは自身の身体の状況についてイメージが湧いたでしょうか?

何故、運動を行うことが必要なのか!

自身の身体の状況を知ることは運動に対する意識改革に繋がります。

日々自分の身体について自問自答して行きましょう。

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